あらすじ
「呪われた娘」として18年間幽閉されていた公女アストリッド。売買される直前に男装して屋敷を脱走!
たどり着いた街で、正体を隠して「公爵家のメイド」として働き始めるが……持ち前の行動力で次々と公爵家のピンチを救ってしまう!?
自分を助けてくれたエリックからの過保護な執着、そして隠された「一筋の赤毛」の謎。
「加護なし」と蔑まれていた少女が自らの運命を受け入れたとき、世界を救う唯一無二の「器」に覚醒——!
【詳しいあらすじ】
18年間、王都のはずれの屋敷に幽閉されてきた公女・アストリッド。
ある日、自分が売買の道具として売り飛ばされそうになっていることを知る。
アストリッドを大切に育ててきた執事は、彼女を逃すことを決意。生まれ育った檻を飛び出し、たった一人で初めて外の世界へと旅立った。
彼女は「呪われた娘」の真相が知るため、かつて世界樹がそびえた場所を目指す。
しかし、雪深い季節、帝国への関所は閉ざされていた。
冷たい風のなか立ち尽くす彼女は掏りに狙われるが、危機を救ったのは水の公子エリック・ソーヴァードだった。
足止めされた国境の町で、アストリッドの目に飛び込んできたのは「公爵家別邸・メイド募集」の紙。
背に腹は代えられぬとメイドとして働き始めた彼女だったが、知性と気品、そして圧倒的な決断力で、次々と公爵家の危機を救ってしまう。
彼女が頑なに隠す、素性を示す一筋の髪の色。
公爵家の隠密「影」に見抜かれてしまい——!?
強い意思と、思慮深さを持つアストリッドに惹かれるエリック。
彼女を失うまいと、過保護な執着を見せ始める。
偶然か、必然か。彼女の可憐な引力に引き寄せられるように、世界を動かす者たちが集まっていく。
「呪われた娘」の真実が明かされるとき、数百年前に分断された島をひとつに繋ぐ、壮大な救済の物語が幕を開ける!
――――以下、今後のネタバレ・構成案を含みます――――
『アルフソン王国シリーズ』のすべての伏線が回収される物語となっておりますが、この物語だけを読んでも理解できるよな構成になっています。
※初稿ですが、完結までのストーリーラインは完成しています。
※本作以外に「孤独な公女と沈黙を貫いた公爵の真実」をはじめ、ライム・ストラ(ストラ公国の末裔)、トールステン・ルーツァー(ルーツァー帝国の末裔)の物語があり、全て「傷の男」が黒幕として動いています。
・「悪の根源は人間の中にあって、解決すべきなのも人間だ」というベースを持っています。
・「呪われた存在」と蔑まれていたヒロインが、実は世界を救う唯一無二の存在へと覚醒していく、ファンタジー作品。
・ただ守られるだけの悲劇のヒロインではなく、自分で働いて生き抜くたくましい姿と、自分の運命を「受け止めて見せる!」と覚悟を決めて成長していく自立した生き様を描く。
・18年間の幽閉中に身につけた「驚異的な記憶力(書類や古文書の丸暗記)」や「貴族としての嗜みや知識」という実力で、公爵家の文官仕事や人間関係(夫婦仲の修復など)を次々と解決していく爽快感が独自性となっています。
・「逃亡劇」から始まり、伏線を結末まで繋ぐ構成で書いております。
・特別な力でパッと世界を救うのではなく、アストリッド自身が苦しみを受け止める過酷な自己犠牲を伴います。
(彼女が救った皆が、彼女を守り助けようとすることで、暗いシーンにも救いを入れ込んでいます)
〇キャラクターのイメージイラストを作成しております。
参考になりましたら幸いです。
【投稿ノートURL】
アストリッド
https://kakuyomu.jp/users/tae_natuo/news/2912051606262106330
エリック
https://kakuyomu.jp/users/tae_natuo/news/2912051606262130909
傷の男(リコリス)
https://kakuyomu.jp/users/tae_natuo/news/2912051606262239215
地図
https://kakuyomu.jp/users/tae_natuo/news/2912051606262162705
〇画面の構図、コマ割り、ちびキャラや背景を用いた演出、ビジュアル的な表現方法につきましては、作画者様のセンス、コスト面を最優先に、自由にのびのびとアレンジして描いていただきたいと考えております。
【設定・世界観補足】
〇世界観・技術水準
時代イメージ:18世紀頃のヨーロッパ(街並み、服装、技術など)
成人は18歳。
〇背景について
登場する舞台は各話のト書きに記載していますが、背景の使い回しや省略が効きやすいよう配慮して構成しています。
〇服装
ファンタジーなので、18世紀ヨーロッパを元に、作画担当者様の好みと手間を考えつつ、変更していただいてOKです。
〇気候・風土
北部公爵領は、北欧をベースにした寒冷な気候、植物、特産物を持っています。
〇魔石技術と暮らし
住民のほとんどが水・光・火・土・風のいずれかの魔法を使える世界。
魔石を用いた各種技術(水道、給湯、冷風機、ストーブ、魔石ランプなど)が普及しており、比較的快適な暮らしが確立されています。
※個人の持つ魔法属性によって、瞳や髪の色が決まります。
〇魔物
物語の後半に、リッチ、狼型アンデッドが出るシーンがあります。
〇直接的な暴力描写、性的描写はありません。
戦闘シーンは、物語の最後の方に多少出てきます。
――――
【5話までの登場人物】
[主人公]
・アストリッド・ボールドソン(アスティ)18歳
[外見]
髪の色 月明かりのような金髪と一筋の鮮やかな赤毛
瞳の色 翡翠
[概要]
可憐で上品だが、芯が強く前向き。幽閉生活のため世間知らずな一面もあるが、「一度見れば覚えられる」という驚異的な記憶力で、膨大な知識を持つ。
18年間「呪われた娘」として屋敷に幽閉されて育つ。
人身売買されそうになり男装して逃走。正体を隠してエリックの別邸でメイドとして働き始める。
・エリック・ソーヴァード 20歳
[外見]
髪の色 シルバーブルー
瞳の色 サファイヤ
[精霊の加護]
水
[概要]
アルフソン王国北部 水の公爵家嫡男。
冷静沈着。継承者として相応しくあろうと、自分を殺してるが、アストリッドと出会い彼らしさが見えてくる。
本質は思慮深く情に厚い。身分を気にしない大らかさがある。
エマとの結婚を、仕方なく受け入れている。
・エマ・ヘッレ[悪役令嬢] 17歳
【外見】
髪の色 オレンジ
目の色 茶色
大地主の娘。母はマルグリッド(旧姓ダール)
エリックの婚約者。
貴族ではないため、令嬢としての教育を受けていない。
魔力量が少ないためエリックの婚約者になれたが、じつは別に思い人がいる。
・傷の男(リコリス)[宿敵・黒幕]37歳
[外見]
髪の色 黒
目の色 黒
※左頬にみにくい傷。普段は身を隠すようにフードを被り、マントに身を包んでいる。
[概要]
帝国の前々皇帝に、生まれ育った村を全滅させられている過去を持つ。傷はその時のもの。
発端は皇帝への復讐だったが、彼の増悪は留まるところを知らず……。
グスタフ・ボールドソンでさえ、彼にとって駒でしかない。
謎の術を使うことができる。
・グスタフ・ボールドソン[黒幕] 40歳
【外見】
髪の色 赤(染めている。実はオレンジ)
目の色 赤
火の公爵。
アストリッドの父を殺害し、自分が継承者だと偽ってきた。
経営に疎い父や兄に変わって、財政を立て直そうと奔走した過去がある。
「呪われた娘」アストリッドをさっさと始末すべきと考えているが、リコリスに「女は利用価値がある」となだめられてきた。
ボールドソン家家の財政難の時、リコリスに密輸の提案をされ、それ以来、行動を共にしている。
リコリスと共に画策する。
・ティル 27歳
【外見】
髪の色 茶色
瞳の色 水色
エリックの護衛を勤める騎士。
※「孤独な公女と沈黙を貫いた公爵の真実」にも登場。
・ソレン 28歳
【外見】
髪の色 黒
瞳の色 黒
ソーヴァード公爵家の隠密「影」の一人。
エリックを守る優秀な隠密。
※実は傷の男の弟という設定がある
・執事(爺)
【外見】
髪の色 オレンジ
目の色 水色
アストリッドの祖父の代からボールドソン家に仕える執事。
アストリッドが「呪われた娘」だと言われている理由は知らない。
祖父亡きあと、少ない予算をやり繰りして、アストリッドの将来のために、侍女やメイドとして働けるように教育してきた。
・セラ・アナセン(旧姓ソーヴァード) 40歳
【外見】
髪の色 水色
瞳の色 琥珀
水の公爵ハロルド・ソーヴァードの妹。
魔力量が極めて弱く、わずかな瘴気でも生死をさまようが、ドワーフのネックレスのおかげで自由な暮らしが可能となった。
若い頃、ソーヴァード家の当時の宰相の不正事件の際の尻ぬぐいという名目で、格下のヨハンと結婚。(実は相思相愛)
完ぺきなマナーと知識を身に着けている。領民思いで思慮深い。
本作では結婚生活への不満が爆発し家出してしまった。
二児の母。
※「孤独な公女と沈黙を貫いた公爵の真実」の主人公。
・ヨハン・アナセン 45歳
【外見】
髪の色 茶色
瞳の色 ペリドット
男爵・ソーヴァード公爵家の宰相。
幼い頃、セラと共に過ごした時から、セラ一筋。
没落寸前の男爵家を建て直し、富豪になることで、地位の差を埋めようとした執着男。
ソーヴァード家の不正問題に気付き、セラとの結婚を条件に、不正問題を解決すると約束。
その際、街で偶然出会ったドワーフからネックレスを買った。
不正問題解決後、公爵家の財政立て直し、信用問題などなど、領民思いのセラのために身を粉にして働いてきた。
二児の父。
※「孤独な公女と沈黙を貫いた公爵の真実」にも登場。
・ハロルド・ソーヴァード 42歳
【外見】
髪の色 シルバーブルー
目の色 サファイヤ
エリックの父。水の公爵。十年前、妻を病で亡くしている。
討伐騎士団(汚れの森での魔物討伐)、魔術騎士団(西部領のクラーケン討伐への加勢)。隠密組織「影」(国の防衛)を持つ公爵家の当主として、多忙で苦労も多い。
汚れの森討伐にはエリックと共に参加。
毎年大きの犠牲者を出す討伐の重い宿命を背負う。
身分を気にしない大らかな性格。政務はヨハンに頼り切り。
※「孤独な公女と沈黙を貫いた公爵の真実」にも登場。