あらすじ
「七井蒼汰《なないそうた》さん。選びなさい。このまま魂が昇華されて現世で生まれ変わるか、それとも異世界に転生か転移を行い、魔王と戦うか」
ああ。なるほど。アニメで見たことある。
これ異世界転生モノの導入でよく見るやつだ。
つまり、俺は過労で死んでしまったようだ。
「……あ、あの、蒼汰さん? ず~っと気になっていたのですが……」
「はい?」
「手に抱えている『箱』みたいなもの、なんですか?」
「えっ?」
言われ、自分が手ぶらでないことに初めて気づく。
手に持っているもの……やたら馴染む感触のそれは……
「ヌンテンドースイッチ!」
「ヌンテンドースイッチ!?」
なぜかゲーム機片手に死んでしまった俺。
試しに精霊トレシアさんにゲームを渡してみると……
「た、たのしい! たのしいいいい! なにこれ! なんですこれ!?」
現世のゲームにハマり過ぎてしまったこの堕精霊。
俺と精霊の天国ゲームライフが始まる……!