あらすじ
庭師見習いのショウタは、大きなお屋敷の庭で、お嬢様のアイリと出会う。
花や庭のことを話すうちに、親しくなっていくふたり。
けれども、体の弱いアイリは、寒い時期になると外には出て来られない。
そこで、ふたりは、ひっそりと手紙のやり取りを始める。
庭の片隅にある、庭仕事用の小さな小屋。
その中に、ショウタ手作りの文箱を置いて。
時には、庭の花を添えて。
時には、雪うさぎと共に。
密やかな恋心は、静かに育まれていく。
しかし、ふたりの恋は、家人の知るところとなり。
転地療養という名目で、ふたりは引き離されてしまう。
新しい時代へと変わっていく最中。
ショウタは、庭師から、別の道へと進む。
そこに、久しぶりのアイリからの手紙が届くが……。