あらすじ
好きな人ができた。
でも、どうやって距離を縮めればいいのか分からない。
そんな私――久保真理が頼ったのは、小さい頃からずっと一緒にいる幼馴染の久保春斗だった。
「どうしたら竹下くんと仲良くなれると思う?」
恋愛相談をすれば、春斗はいつも話を聞いてくれる。 ぶっきらぼうなことを言いながらも、最後にはちゃんと背中を押してくれる。
だから私は、これからも相談に乗ってもらうつもりだった。
……そのはずだったのに。
好きな人の話をするたび、春斗の様子がなんだかおかしい。
急に黙ったり。 少し不機嫌になったり。 他の男子と一緒にいると気にしたり。 今までなら言わなかったようなことまで、口にするようになったり。
そして私も、少しずつ気づき始める。
好きな人と何かあったとき、一番に話したいのは春斗。 嬉しいときに会いたいのも春斗。 苦しいとき、そばにいてほしいと思うのも春斗。
だったら――私が本当に隣にいてほしい人は、誰なんだろう。
これは、好きな人との恋を叶えるために始めた恋愛相談が、ずっと近すぎて見えていなかった幼馴染との関係を少しずつ変えていく物語。
幼馴染から、好きな人へ。 そしてその先へ。
「大人になっても、近くにいられたらいい」
そんな昔の願いの意味を、二人がもう一度見つけていく、じれったくて甘い青春幼馴染ラブコメ。