あらすじ
「足手まといの役立たずめ。荷を下ろして消えろ」
かつての仲間から「無能」と見下され、魔の森の最深部に追放された青年、エルイン。
しかし、彼自身はただ少しお腹を空かせているだけで、絶望など微塵も感じていなかった。
それもそのはず、彼は魔術の才能こそないものの、ただ息をするだけであらゆる毒を無害化し、ただ歩くだけで世界規模の災厄すら粉砕してしまう「規格外の器」を持っていたのだ。
最強の精霊竜を「ただのトカゲ」としてペットにし、指を弾くだけで魔物の大群を消し飛ばす。
その絶対的な力を微塵も自覚していないエルインは、没落令嬢のセリアに手作りのご飯を振る舞われながら、極めて平熱で静かな日常を送り始める。
一方、エルインの無意識の加護を「自分の実力」と勘違いしていた元仲間たちは、彼を失ったことで急激に没落し、かつての“無能”が放つ底知れない力に絶望していく――。
空っぽの青年が歩くだけで世界を救う、圧倒的で平熱な無自覚チート・スローライフ開幕!