あらすじ
最強サイキックの僕が、霊能者を廃業させるのは『救済』です
幽霊が実在する現代日本。
霊障から人々を守ってきたのは、代々その力を受け継いできた「霊能家系」だった。
彼らは国家から特別扱いされ、高額な報酬と引き換えに危険な除霊を請け負っている。
そんな日本に、一人の少女が国家公務員として採用された。
西園玲。
彼女は霊能者ではない。
生まれつき、強力なサイコキネシス――念動力を持っている。
しかも、その力は既存の霊能者を遥かに上回っていた。
「僕が除霊をすれば、霊能者の方々が危険な現場に出る必要はありません」
人を救いたい。
危険な仕事をする霊能者を減らしたい。
その純粋な善意から、西園は一つの改革を始める。
――除霊を、霊能者から取り上げる。
当然、霊能家系は黙っていない。
国家もまた、彼女を単純な英雄として扱うつもりはなかった。
研究対象として。
国家の切り札として。
そして、いつ暴走するか分からない危険人物として。
最強のサイキック少女は、霊障に満ちた日本の「当たり前」を壊していく。
その先に待っているのは、除霊業界の改革か。
それとも、国家と霊能者の全面対立か。
これは、幽霊を退治する物語であり――
誰かを救うことと、誰かの人生を変えてしまうことの違いを知らない少女の物語である。