あらすじ

妹の婚礼茶会で客が次々席を立ったそうですが、もう無料では茶葉を選びません――私の味覚を「貧乏くさい」と笑った元婚約者には、冷めたお茶すら差し上げません 「お茶を淹れるしか能がない退屈な女」 そう婚約者に笑われ、妹との婚約を発表された伯爵令嬢ミレジーヌ。 それでも父と元婚約者は、妹の婚礼茶会に必要な茶葉選びと当日の運営だけは、彼女に無償で続けさせようとした。 けれどミレジーヌは茶葉目録を返し、もう自分の味覚も時間も無料では差し出さないと告げて家を出る。 王宮で彼女を待っていたのは、不眠に悩む王妃と、「飲めば眠れる」という薬を嫌う第一王子アルシードだった。 茶葉、水質、湯温、抽出時間、体調、そして飲む本人の希望。 眠りを強制するのではなく、休んでもよい夜を一杯のお茶で整えていくミレジーヌ。その技能はやがて正式な専門職として認められ、彼女は給金も権限も持つ宮廷茶師に任命される。 そして眠れない夜を共に過ごすうち、アルシードは彼女自身を求めるようになり――。 「君の一杯も、君自身も手放したくない。だが、選ぶのは君だ」 一方、技能を軽んじた元婚約者たちは、高価な茶葉さえ用意すれば成功すると信じ、妹の婚礼茶会を迎えていた。 無償の給仕係だった令嬢が宮廷茶師となり、仕事も恋も手放さず幸せをつかむ、お茶×婚約破棄×溺愛の逆転恋愛ストーリー。

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カクヨム
カクヨム2026/08/14
  • 現在の作品「お茶を淹れるしか能がない退屈な女」と婚約破棄された令嬢、王妃の不眠を癒して宮廷茶師になったら眠れない第一王子に「君の一杯も君自身も手放さない」と溺愛されています