あらすじ
手取り25万円。残業まみれの毎日を、俺はただ生き延びてきた。
そんな俺に、唯一の家族だった祖父が遺したのは、価値ゼロの裏山と謎の金属パズル――のはずだった。
ある夜、そのパズルから飛び出してきたのは、暗いところが苦手で、充電が切れると半泣きになる、残念すぎる自称「万能神」。名前はオムニア。ポンコツなくせに、なぜか力だけは本物だった。
理不尽な上司には、感情論じゃなく証拠で殴る。祖父が遺した9999兆円の黄金には、正直まだ実感が湧かない。それでも、俺が本当に欲しいのはただ一つ――
定時で、帰りたい。
それだけの願いのために積み上げた小さな策略が、気づけば会社を、世界を巻き込み始めていた。