あらすじ
【更新情報】
毎週金曜日 20:20更新!
★第一話(①〜③)は8月14日(金)20:20 に一挙投稿予定です!
【あらすじ】
庶民育ちの女の子が、由緒正しきお嬢様学校に足を踏み入れる──それが、私、梅沢杏奈の物語のはじまり。
天ノ川女学院。そこで待っていたのは、眩しいほど個性豊かな出会いだった。夕暮れの教室で秘密を分かち合った紬葵ちゃん。気まぐれに手を差し伸べてくれた瑛良ちゃん。温室で出会った、ワイルドで自由な馨。そして生徒会室には、まぶしい先輩たちがいた──会長のさら会長、副会長の海寧先輩、書記のさゆり先輩、演劇部部長の紫苑先輩。
どれだけ無敵(ハイスペック)で傲慢(プライド高い)女(ひと)に迫られたって、私は絶対に翻弄されたりなんてしない!──そう心に決めていたはずなのに、バザーに、百人一首大会に、学院公演。行事のたびに、私はみんなの新しい顔を知っていく。蘭ちゃんとの真っ向勝負も、忘れられない。
季節は巡る。冬休み、バレンタイン、ホワイトデー──誰も言葉にはしないけれど、近づいていく距離。眼差しの長さに、ふとした沈黙に、言葉にならない想いが滲んでいることに、私はまだ気づかないふりをしていた。
創立記念晩餐会の夜を越えて、迎えた修了式。「また来年」──そのひとことに込められた想いの重さを、私はまだ、知らない。
これは、少しずつ特別になっていく毎日の記録。まだ何も始まっていない、だけど何かが確かに動きだしている──天ノ川女学院での、私の一年目の物語。