あらすじ
物語は遥か昔、この国がまだ「日本」と呼ばれる前の時代から始まる。
風の吹く丘で、幼い少年イサナと少女ミユは、一本の桜の木の下で約束を交わした。
「俺、おまえのこと守る」
それは、二人にとって何気ない幼い日の約束だった。
しかし、二人の物語は、一度の人生では終わらない――。
時代が移り、国が変わり、名前も姿も変わっていく。
平安、戦国、幕末、そして戦争の時代へ――。
ある時は愛し合い、
ある時はすれ違い、
そしてある時は、時代の波に引き裂かれながら。
それでも二人は、長い時の中で何度も巡り会っていく。
なぜ二人は出会い続けるのか。
あの日、桜の下で交わした約束には、どんな意味があったのか。
これは、千年という時を越えて紡がれていく、二人の恋の物語。