あらすじ
負け犬には、負け犬の意地がある。
メキシコ内陸部、砂漠に囲まれた町プラヤ・マレア。
日本から流れ着いた元高校教師・黒岩楽は、酒場ラ・パリダで、町の教師エウヘニオ・モンターニョから一つの計画を持ち掛けられる。
町を支配する犯罪組織ロス・デスベラードスは、子供たちを違法鉱山で働かせていた。
夜明け前、その売上金百万ドルが旧検量所へ運ばれるという。
情報の出どころは不明、どう考えても罠だった。
それでもモンターニョは行くと言う。
酒浸りの旧友・熊代も銃を取る。
そして黒岩も、二丁のコルト・ガバメントを持って白いダッジ・チャレンジャーに乗り込んだ。
「今度は、間に合わせたいんです」
砂漠の夜明けを舞台に、三人の男と一人の女が迎える、短く乾いた現代ウエスタン。