あらすじ
昭和四十七年の夏。
中学受験に失敗した少年は、東京から日本海まで、自転車で旅をすることにした。
目的地は、父の故郷の日本海の見える街。
そこで、幼い日の夏に、一緒に過ごした少女と、花火を見る約束をしたのだ。
スマホもネットもない。
北陸新幹線もまだ開通していない。
頼れるのは、自分の足と一台の自転車だけ。
旅の途中で出会う、同年代の少年少女。
道を教えてくれる大人。
そして、同じ道を走る年上のサイクリスト。
東京から日本海へ。
失敗した少年のひと夏の旅は、やがて彼の人生を変える出会いへとつながっていく。
これは、昭和の少年たちが夢見た、自転車旅行の物語。