あらすじ

戦後七十年の年に書いた短編です。 ユミと徹は幼馴染、少し恋後心が芽生えてきた年ごろ。夏の課題で地域の伝説を調べに雨漏り神社に来ていたが、突然雨が降り出し神社の中に避難した。するとずぶ濡れのモンペ姿をした女の人がやって来る。見ると足が無い、二人は恐怖にかられるが女の人はユミを見ると「恵美ちゃん」と声をかけてきた。恵美はユミのおばあちゃんだった。女性は山形ツネと言い、恵美おばちゃんの友達で、亡くなった娘は幸子という。爆風で家族は全員亡くなったが、飛ばされた幸子は少し遅れて亡くなった。家族の遺体は見つからなかったが、幸子が最後まで握っていた着物の端切れと一緒に、恵美おばあちゃんの一家は幸子を埋葬した。ユミと徹は幸子の墓に案内した。ツネは七十年の間幸子を探していて、恵美の孫であるユミを恵美と思い霊に魅かれ現れたのだった。墓の前で祈るツネに、上空から光がさし、その光の中に子供の姿があった。あの世からツネの魂を迎えに来た幸子だった。二人はユミに頷くと、空へ上って行った。徹とユミは新しい伝説を作ったのだ、そして自分たちの伝説も。

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小説を読もう2026/08/14
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