あらすじ
幽霊「我が怨み、思い知れ……」
陽キャ「冷気すっげ! 極上のマイナスイオンじゃん!」
最恐の心霊スポット。
血塗られた壁、這いずる怨霊、逃げ場のない絶望空間。
霊眼を持つインテリ女子大生・倉田涼音は、死を覚悟した。
だが、たまたまそこに居合わせた限界陽キャ・望月夏帆(K-POPオタク&筋トレガチ勢)には、霊の呪いが一切通用しなかった。
ポルターガイストを「ライブの特効(ファンサ)」と歓喜し、致死量の呪いを「サウナのロウリュ」と勘違いして深呼吸。極彩色のペンライトとバッシュのステップで、物理的に怪異を粉砕していく夏帆。
「このバカを霊除けの盾(絶対安全圏)として利用するしかない」
涼音はランチェスター戦略などの経営理論を駆使し、打算で夏帆の隣をキープし続ける。
しかし、夏帆の無自覚で圧倒的な「光」に当てられ続けるうち、涼音の完璧な論理は徐々にバグり始め……。
「……誰にも、彼女には指一本触れさせませんわ(※霊障を防ぐためです)」
これは、致死量の怪異をマイナスイオンとして吸収する限界陽キャと、彼女を手放せなくなっていくインテリヒロインの、笑いと激重感情が交差するバグり除霊ロードムービー。