あらすじ

戦国の世。 小さな国を治める姫・きらりは、今日も少し変わったことを考えている。 「虎次郎、この国、売ったらいくらになる?」 「姫様、国は売るものではございません」 そんな姫様を支えるのは、忠義に厚く、何でもそつなくこなす家臣・虎次郎。 二人が暮らす小さな国の外では、隣国同士が争い、同盟国からは無理難題が届き、遠くでは戦の気配が少しずつ近づいている。 けれど、そんなことはさておき。 きらりは今日も妙なことを言い出し、虎次郎は今日も優しくそれを止める。 「虎次郎、城を引っ越そう」 「姫様、それも簡単にはできません」 淡々と続いていく、二人の何気ない毎日。 笑ってしまうような会話の裏側で、国の情勢は少しずつ変わっていく。 そして、そんな虎次郎の気持ちには―― どうやら姫様だけが、まだ気づいていない。 戦国風の世界を舞台にした、姫と家臣、二人だけの会話劇。 一話一場面。 短く読めて、ちょっと笑える。 たまに、少しだけ胸が温かくなる。 そんな二人の日常を、どうぞお楽しみください。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2026/08/14
  • 現在の作品姫様、それは無理でございます