あらすじ

王立夜会にて、聖女毒殺未遂の濡れ衣を着せられた公爵令嬢アンヌ。 「精霊に愛されない魔力ゼロの出来損ない」と罵る婚約者ルイーズ王子から婚約破棄を言い渡され、彼女は人類の禁足地『百鬼の魔境』へ即日追放されてしまう。 「魔物に喰われて骨も残らぬように果てるがいい!」 そう吐き捨てられたアンヌだったが、彼女は取り乱すこと無く静かに微笑んでいた。 なぜなら、アンヌは王国の誇る「魔法」が世界の表面をなぞるだけの欠陥品であることを、すでに知っていたからだ。 魔境に足を踏み入れ、襲い来る巨獣に絶望しかけたアンヌ。 だが、その窮地を救ったのは猛威を振るう魔物ではなく――九尾の狐をはじめとする伝説の「妖怪」たちだった! 「魔法など子供のおままごと。理(ことわり)を知るお前には、真の力『妖術』を授けよう」 アンヌが生まれ持っていたのは「魔力」ではなく、世界の因果や概念そのものを書き換える「霊力」。 その圧倒的な才能を開花させた彼女は、緻密な知性と妖術を組み合わせ、瘴気に満ちた不毛の魔境を瞬く間に奇跡の「桃源郷」へと変貌させていく。 一方で、実務の要であるアンヌを失った王国は、魔法では対処できない「霊障」と自滅により急速に崩壊を始めていた。 焦ったルイーズ王子はサナス皇国と名を変えた桃源郷へ侵攻を開始するが―― 「物理を捻折り、魔法を無効化する。……これが、あなたがたの知らぬ『妖術』です」 魔法の常識を遥かに超越した「理外の力」で、愚かな元婚約者と浅薄な魔法王国を叩き潰す! 追放された元無能令嬢が、あやかしの皇として世界を導く最高潮のカタルシスファンタジー、開幕!

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カクヨム
カクヨム2026/08/14
  • 現在の作品婚約破棄された私を救ったのは、魔法ではなく「妖術」でした〜あやかしの皇となりて、無知なる王国を完封する〜