あらすじ
クラスメイト全員が異世界へ召喚され、それぞれに特別な《クラス》を与えられた。
《剣神》《刀神》《大魔導士》――次々と強力な戦闘職を手に入れていくクラスメイトたち。
そんな中、黒江律希に与えられたのは、ただ一人だけ非戦闘職の《料理人》だった。
戦えない自分に落ち込む律希。そして《剣神》となった幼馴染からも、
「もう話しかけないでね」
と告げられてしまう。
戦場に立てない律希に与えられた居場所は、王城の厨房。
それならせめて料理人としてやれることをしよう。
そう思って働き始めた律希だったが、彼の作る料理には少し変わった力があることが分かっていく。
食べる相手を想って作れば、その人が本当に必要としている効果が料理に宿る。
魔力に悩む《大魔導士》には魔力を整える料理を。
疲れ果てた《刀神》には、心まで休まる一杯を。
そして料理を作れば作るほど、最強クラスの少女たちとの距離まで近くなっていく。
ずっと律希を想っていた《刀神》。
料理人の能力を研究したがる《大魔導士》。
彼を眷属にしようとする《夜王》。
さらには王女まで、律希の料理を求めるようになって――。
一方、自分から律希を遠ざけた幼馴染は、少しずつ気づき始める。
以前なら、いつだって自分の隣にいたはずの律希が、もうこちらへ戻ってこないことに。
彼の料理に胃袋を掴まれたヒロインたちとの距離が、なぜかどんどん近くなっていく異世界ラブコメ。