あらすじ

漫才コンビゆずふく天然の、柚木然心(23)と福島天利(23)は、コンビを結成以来、アパートで同棲をしている。  漫才師として劇場に立つ日々。共に仕事をする先輩の雨傘晴雄(56)には、よく居酒屋でご馳走になっている。この居酒屋を経営しているのは、雨傘の元相方、雪国夏男(56)。  仕事終わり、いつものように雨傘と居酒屋雪国を訪れた柚木と福島。柚木は雨傘に対し、漫才グランプリに向けて、ネタの悩みを相談。すると雨傘から、とある提案を受ける。  ゆずふく天然は、漫才グランプリの初戦、二回戦を突破し、準々決勝を控えていた。福島の提案でバイト帰りに、近くの神社へ向かう。そこで柚木は、数年振りに父親と遭遇。福島を連れてその場を離れようとする柚木に対し、父親は柚木の兄が危篤だと告げる。その場で実家へ帰ってくるよう言われる柚木だが、漫才グランプリを優先させる。  準決勝当日、柚木は高校の同級生、吉田謙太と再会。吉田も同じく漫才コンビとして、グランプリに出場していたのだ。しかし、二組ともに敗退し、決勝戦出場の一枠を争う、敗者復活戦に挑むこととなる。  敗者復活戦当日の明朝、眠れずにいた柚木は、高校生時代の、吉田との出来事を思い出し、過呼吸状態に陥る。福島の心配を余所に敗者復活戦に挑んだ二人は、投票で何とか決勝戦へ進出することに。しかし、柚木が抱えたストレスはピークに達し、嗄声状態となる。 グランプリの結果は十組中、八位。深夜のファミレスにて審査員の雨傘から言われた、らしさ、について話していた。そんな柚木の元に届いた、父親からのメッセージ。そこには、悠然がゆずふく天然のネタを観ている写真が添えられてあった。  十年後。芸人を辞めた二人は、ゆずふく託児所を開設。子どもたちに囲まれながら、新たな人生を送っているのだった。

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カクヨム
カクヨム2026/08/14
  • 現在の作品天然のさいてん