あらすじ
遠い未来の採掘小惑星ボンド・ロックで、超知性ジェミニと少女型アンドロイドのアリタと暮らしていたフィクスは、新たな物語世界として紀元前1250年頃のアカイア文明へ転生する。その文明が滅びることを、彼だけは知っていた。
新たな物語世界へ転生したフィクスが目を覚ますと、そこは紀元前1250年頃の青銅器文明を思わせるアカイア王国。
転生した身体は、十三歳の第八王子だった。
武勇を尊ぶ王族の中では評価も低く、王位とは縁遠い「名ばかりの王子」。
だがフィクスは知っている。
この繁栄した王国に、やがて文明そのものを揺るがす破局が訪れることを。
王になるつもりはない。
英雄になるつもりもない。
それでも、王国が滅びたあとに何も残らないのは困る。
左手首のバングルに擬態した超知性ジェミニと、侍女として付き従う少女型アンドロイドのアリタ。
二人の相棒とともに、名ばかりの第八王子フィクスは考える。
――王国が滅びても、文明は残せないだろうか。
滅びゆく青銅器文明を舞台にした、異世界転生・内政・生活構築物語。