あらすじ
王国で圧倒的な立場を誇る、極悪貴族・レイルアージュ公爵家。
そして、先祖代々レイルアージュ家の側近を務めてきた家系である、辺境貴族・エルバトリエ家。
その長男として生まれたスレイン・エルバトリエは、冷血無慈悲な悪徳令嬢として名高いレイルアージュ家の公爵令嬢、テロメラ・イラ・レイルアージュの側近として、王国一の名門貴族学園にともに通うことに。
テロメラの横暴さに振り回されるスレインだったが、「立場上、悪人を演じているだけで実際は心優しい」という誰にもバレてはならない秘密と、「悪徳令嬢を演じ続けなければいけない」という宿命を知ってしまい――。
魔術や剣での肉弾戦、貴族的な派閥争い、クラス対抗の頭脳戦、外部からの襲撃、そして恋愛。
思惑が飛び交う貴族学園で事件に巻き込まれる日々のなか、スレインはテロメラを悪役令嬢として立たせ、水面下で暗躍していく。
これは、『善人なのに、悪役を演じなければならない』偽りの悪役令嬢・テロメラと。
『テロメラを隠れ蓑に暗躍する』側近、スレインの二人が、悪役として貴族社会を生き抜いていく物語。