あらすじ
記憶を失った少年が目を覚ましたのは、雪深い村の小さな家だった。
老人と少女に助けられ、新しい名前と新しい人生を与えられた彼は、自分が何者なのかも知らないまま、異能力者を育成する学園へ入学する。
国の適性検査が下した評価は「平凡」。
しかし、その評価は"安全に能力を扱えるか"しか測れない欠陥だらけの制度だった。
命の危機でしか本当の力を発揮できない彼は、自分でも知らないまま、歴代最強クラスの怪物だったのである。
やがて裏社会では、「悪魔」と恐れられ、「氷の天使」と讃えられた伝説の子供兵士が生きているという噂が広がり始める。
その正体が、自分自身だとは知らないまま――。
守りたい家族を得た少年は、過去ではなく"今の自分"として戦うことを選ぶ。
これは、一人の兵器が人間へ生まれ変わる、異能ダークヒーロー譚。