あらすじ
ガーネット・アイバン。
上流階級の美しい貴婦人にして、またの名を“切り裂きクイーン”。
高貴な男性を狙った、ホワイトチャペルからはじまる連続殺人事件の重要参考人だ。
ガーネットに嫌疑がかかったのは、夫のアイバン卿の遺体の前で、優雅に紅茶を飲んでいたところをヤードに発見されたからである。
——しかし、彼女は無実だった。
アリバイは0。事件の日の記憶も何故かない。
警察の信頼を得ることは不可能と思ったガーネットは、投獄を回避するため、咄嗟に女児のようなふるまいをする。
心神喪失と周りに思わせて裁判を先延ばしにするため、“夫の死のショックで精神が7歳児に退化した妻”を演じることを決めたのだ。
人の心が読める能力を駆使し、稼いだ時間で真実に迫ろうとするが、そこに一人の男が現れる。
青年の名はキース・ブラウニング。
元ヤードだが、今は弁護士だという。
彼が求めるのは、名声ではなく正義。
徹底的な調査で真実を突き止め、たとえそれが自分の依頼人でも、黒であれば裁判の流れを覆して有罪にするという。
さらに……なぜか彼の心だけ、唯一読むことができない!
そんな男が、ガーネットの弁護士兼お目付役になってしまい……!?
ガーネットは、キースの信頼を得て冤罪を晴らすことができるのか?
共に過ごすうち、不器用な優しさを見せるようになるキースに戸惑いながらも惹かれていくガーネット。
これは罠? それとも本音?
果たしてキースの真意とは――?
罪かぶりの貴婦人と大型犬(?)紳士の探りあい恋愛ミステリ。
※表紙は生成AIを使用