あらすじ
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高校三年生の澪には、大切な人がいる。
短距離走に打ち込む同級生、律斗。
一緒に勉強して、笑って、手をつないで。
受験が終わったら、また遊ぼうと約束した。
けれど、卒業を前にして、二人の前にはそれぞれの道が見えてくる。
大学生になった春、澪が出会ったのは、古代エジプトを研究する青年、海里だった。
海里やサークルの仲間たちと、遠い異国の神話に触れる日々。
その中で澪は、過去の恋や、胸の奥にしまっていた記憶と向き合いながら、少しずつ自分自身の輪郭を取り戻していく。
恋をすること。
誰かを想うこと。
失うこと。
そして、自分自身を生きること。
高校から大学へ。
そして、エジプトへ。
遠い過去と異国の神話をめぐりながら、ひとりの少女が、自分の人生を歩き始める。
恋と喪失、そして再生を描く、青春の物語。