あらすじ

アストリア王国の侯爵令嬢エレオノーラは、王太子レオンハルトと幼い頃から仲睦まじく、互いに想い合う婚約者だった。 ところが、王立学園最終年。 王命によって王太子の傍に侍る一人の女が現れてから、レオンハルトは突然エレオノーラに冷たくなってしまう。 話しかけても避けられ、二人きりになることさえできない。 それなのに――。 冷たく言葉を投げかけるレオンハルトの瞳は、いつも泣きそうなほど悲しげだった。 そして迎えた卒業パーティー。 姿を見せなかったレオンハルトは、終幕間際になって鎧姿で会場へ現れる。 その隣には、あの女。 そして彼は、皆の前で告げた。 「侯爵令嬢、あなたとの婚約について、婚約破棄する……」 突然の言葉に、エレオノーラの瞳から涙が零れる。 けれど、レオンハルトが続けた言葉は、誰も予想していないものだった。 「婚約破棄する権利を与える。これは王命である」

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小説を読もう2026/08/14
  • 現在の作品婚約破棄を告げた王太子は、泣きそうな顔で私に微笑んだ