あらすじ








前世の記憶を持ったまま、異世界へ転生したエリシア。

「……ここ、乙女ゲーム『君と紡ぐ運命の花』の世界じゃない?」

しかも彼女が生まれたのは、ゲームの舞台となる名門ベルフォート公爵家。

――ただし、主人公は悪役令嬢ではなかった。

エリシアは、ゲームの中で悪役令嬢として断罪される少女、アデリア・ローゼンハルトの“隣の家”に生まれていたのだ。

ゲームの筋書きでは、アデリアは18歳の誕生日を迎える頃、王太子との婚約を破棄され、数々の罪を着せられて社交界から追放される。

けれど、エリシアは知っている。

アデリアは、本当は悪役なんかじゃない。

そして、その未来の裏には、ゲームでは語られなかった家族の事情と、王宮に潜む思惑が隠されていた。

「この子が悪役令嬢になる未来なんて、絶対に変えてみせる!」

そう決意したエリシア。

……しかし問題がひとつ。

エリシアは、まだ赤ちゃんだった。

喋れない。
歩けない。
自分でドアを開けることもできない。

できるのは、泣くことと笑うことと、家族に抱っこされることくらい。

しかも前世では人生経験豊富だったはずなのに、冷酷公爵と呼ばれる父親は娘にデレデレ、優しい母親は溺愛、二人の兄たちは妹を守ろうと大騒ぎ。

「エリシア、今日も可愛いな」
「お父様、仕事は?」
「……娘より大切な仕事などない」

――お父様、完全に親バカです。

こうして始まる、赤ちゃんエリシアの未来改変生活。

隣の悪役令嬢を救い、家族の運命を変え、ゲームには存在しなかった未来を作るはずが――。

気づけば、守りたい人も、笑い合える家族も、どんどん増えていく。

これは、悪役令嬢を救うために転生した赤ちゃんが、家族と一緒に幸せな未来を作っていく物語。





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アルファポリス
アルファポリス2026/08/13
  • 現在の作品転生した私は、悪役令嬢……ではなく、隣の赤ちゃんでした