あらすじ
愛するフェーデン第六皇国は、12歳の誕生日に<沈黙>してしまった――。
謎の巨人の手により、天上都市に住む人々はたった二人を除いて石化してしまった。
国を守る結界の魔核《コア》を砕かれ、破片を集めるためにシエル・クロ・フェーデンは最強の騎士と共に旅に出る。
三年の月日が経ち、冷徹無慈悲の騎士はおちゃらけおじさんとなった。
対するシエルは、肉体は12歳のまま時が止まっていた。
……巨人なんてこの世界には存在しないはずだった。
なぜ天上都市は襲われたのか?
なぜシエルの体の時間は止まったままなのか?
この旅はすべての謎を解き明かすための道でもある。
不遜な最高最強おじさんを従わせながら、シエルは今日もまた王冠世界フェーデンに住む人々を助ける。
どれほど民に蔑まれても。
どれほど戦いで傷ついても。
どれほど――心を打ち砕かんとする絶望にも。
シエルの愛は、星のごとく気高く輝き続ける。
「――ここはわたくしの皇国です。
どれほど強い魔物でも、どれほど巨大な災厄でも
わたくしの民を傷つけることは許しませんよ」