あらすじ

家にいたくない朝、逃げるように向かった公園。 そこで毎日まっすぐ立っている同級生に、主人公は少しずつ目を奪われていく。 ラジオ体操は、たった30分。スタンプを押して、散っていくだけの時間。 それなのに、同じ動きをして、同じ汗をかいて、「おはよう」を交わすうちに――朝が、昨日より少しだけ息のしやすい場所になっていく。 やがて知ってしまう。相手がここに来るのは、元気だからじゃない。 家の事情、言えない気持ち、帰りたくない理由。中学生にはどうにもできない現実がある。 それでも、隣に立つことならできる。 皆勤じゃなくていい。立派じゃなくてもいい。 夏休みの終わり、最後の列から始まった恋が、二人の“明日”をそっと変えていく。

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カクヨム
カクヨム2026/08/13
  • 現在の作品ラジオの音が遠い朝