あらすじ
【漫画原作コンテスト用作品】
なぜ「異世界」と聞けば、多くの人間が中世ヨーロッパ風の街、エルフ、ゴブリン、魔法、魔王といった似た世界を想像するのか。
それらは人間が作ったテンプレではない。
実在する異世界が、マナの存在しない現実世界へ落としている「影」を、人間が無意識に受信していたからである。
近年、異世界作品が爆発的に増加したのは、異世界そのものが現実世界へ接近しているため。
そして接近によって現実世界にも微量のマナが流入し始め、現実社会との結びつきが弱い人間――社会不適合者、空想へ強く逃避していた者、何かに異常な執着を持つオタクなどから、その人間の性質を反映した特殊能力《スキル》が発現し始める。
Web小説好きの大学生である主人公は、オカルト好きの幼馴染に引っ張り出されたことをきっかけに、この異変へ巻き込まれる。
そしてチャットアプリ上に現れた、
「魔王」
を名乗る謎の存在から、最初の依頼を受ける。