あらすじ
嘉一は代々死霊術を輩出する白秋村に住む美少年である。
ある日、白秋村は白虎王への謀反の疑いがかけられ焼き討ちにあう。
白虎王は死霊術を独占するために白秋村を滅ぼし、村の秘伝の書を奪った。
焼き討ちによって最愛の姉を殺され、死霊術によって姉の亡骸が辱しめられ続けていると知った嘉一は、自らの手で顔を削ぎ落とし、白虎王への復讐を決意する。
隣国の朱雀王国へと亡命した嘉一は、朱雀王国の女王、朱夏に謁見する。
白虎王国の死兵に悩まされていた朱夏は、死霊術士として嘉一を取り立てる。
しかし嘉一は出来損ないの死霊術士だった。
彼が操れるのは鳥の死体だけである。
朱夏は、嘉一の能力の真価に気付き、彼に策を与える。
嘉一の操る鳥の死体は諜報から伝達、情報の撹乱まで幅広く戦に貢献した。
更に嘉一は鳥の死体を操ることで秘伝書に書かれた死霊術の弱点を知る。
死兵達は、灰をかけられると動けなくなる。
この事実を知った嘉一は鳥を使い戦地に灰をばら蒔く。
白虎王国の死兵は無力化され、白虎王国の戦力は大幅に減った。
朱夏は嘉一に礼を言う。
そして朱夏は自らの夢を語る。
争いを辞め、誰もが鳥のように自由に国と国との間を行き来出来る世界。
嘉一は夢を語る朱夏に叶わぬ恋心を抱く。
勢いに乗った朱雀王国は一転攻勢に出る。
嘉一は自らの手で白虎王に復讐を果たすため、白虎王国の城へと乗り込む。
そこで嘉一を待ち受けていたのは、白虎王と、姉の亡骸であった。
姉の亡骸と戦わされる嘉一は白虎王への復讐心を爆発させる。
しかし、最強の死霊術士であった姉の亡骸に手も足も出ず嘉一は命の危機に瀕する。
絶体絶命の嘉一に救援が現れる。
その救援は嘉一のピンチを見越した朱夏による増援だった。
嘉一はピンチを切り抜け、姉の亡骸を無力化する。
そして嘉一は死霊術を使い白虎王を生きたまま鳥葬した。
復讐を終え空っぽになった嘉一に朱夏が手を差し伸べる。
それから嘉一は朱夏の側近として戦場に経ち、朱雀、白虎、青龍、玄武の四の国の統一に尽力した。しかし朱夏は四の国統一の前に病に臥し亡くなってしまう。
嘉一は朱夏の娘阿紀と共に気球に乗って四の国を旅する。
嘉一の胸ポケットには、主である朱夏の遺灰が大切にしまわれていた。