あらすじ
西大陸各国を巻き込んだ大戦争――西方世界大戦。
軍事力で大きく劣る国が戦い続けられているのは、ひとりの狙撃兵の存在があった。
蓮蔑英華、二十三歳。
出兵した戦闘の九割以上を勝利へ導いてきた、天才にして「化け物」と恐れられる女兵である。
しかし、彼女の身体は不治の病に蝕まれていた。
薬がなければ銃を握ることすらできない。それでも英華は、祖国のためなら死すら受け入れる覚悟で戦場に立ち続けていた。
そんなある日、敵襲に巻き込まれた新兵・喜反牙七緒は、偶然にも英華と遭遇する。
圧倒的な戦況を前に、英華が七緒へ告げた言葉は――
「私の武器になってください」
こうして始まった、最強の狙撃兵と一人の新兵による戦争。
二人が手にするのは、勝利か。
それとも生き残るための、最後の一発か。