あらすじ
フルダイブ型VRゲーム『スカイマジック』。
その世界で、月宮星乃はトップ級のプレイヤーだった。
生放送中、意識を失った彼女が目を覚ますと、そこはゲームそっくりの異世界だった。
しかも、憑依した何の能力も持たない少女――セシリアだった。
さらに、この世界にはゲームのシステムが存在しない。
レベルもない。
ステータス画面もない。
スキル一覧もない。
生き残るため、星乃はゲームで培った知識と、極限まで磨き上げたプレイヤースキルを駆使する。
ジャストパリィ。
ジャスト回避。
敵の攻撃パターンの完全把握。
だが、星乃の異常な戦闘能力を目撃した者たちは、彼女をただの少女とは思わなかった。
「……お前は、一体何者だ?」
「私は、戦神ヴァルキュリャだ!」
咄嗟のハッタリから始まった嘘は、いつしか誰にも覆せない「真実」へと変わっていく。
勇者すら凌駕する謎の存在。
セシリアの身体を支配する謎の邪神。
本人はただ、生き残りたいだけなのに。
最強プレイヤーの知識と技術だけで、ゲームには存在しなかった「現実の異世界」を生きる
これは、NPCに憑依した最強プレイヤーが、世界から「邪神」と勘違いされながら運命をぶっ壊していく物語。