あらすじ
目を覚ますと、二十歳を過ぎた「俺」は真夜中の廃校に閉じ込められていた。
自分の名前すら思い出せない。
手元にあるのは圏外のスマートフォンだけ。
その画面には、身に覚えのないアプリと奇妙なルールが表示されていた。
【夜校脱出試験】
【五人の女性妖怪による試練を突破せよ】
そして、その下にはさらに意味不明な一文。
【敗北条件:キンタマ全損】
冗談だと思った俺の前に現れたのは、ろくろ首、雪女、女郎蜘蛛、猫又、そして鬼女。
彼女たちが狙うものは命――ではない。
なぜか全員、俺のキンタマだけを本気で潰しにくる。
名前も記憶も失った男は、果たして大事なものだけは失わず、夜明けの校門から脱出できるのか。
五人の女妖怪VS名前のない男。
絶対に負けられない、最低最悪の一夜が始まる。