あらすじ

人は死ぬ間際、これまでの人生を走馬灯のように思い出すという。 けれど、本当にそれは「死ぬとき」だけなのだろうか。 十九歳の主人公は、眠れない夜、自分の人生に何が残るのかを考える。そんな彼女の前に現れたのは、幼い頃の自分だった。 絵を描いていた日。 誰かと笑った日。 傷ついた日。 何もできなかった日。 そして、まだ訪れていない未来。 過去から未来へ流れていく記憶の中で、主人公は気づいていく。 人生は、最後の日に完成するものではない。 何気ない今日も、失敗した昨日も、まだ知らない明日も――すべてが少しずつ、自分だけの「走馬灯」になっていく。 これは、死ぬための走馬灯ではなく、生きるための走馬灯。 まだ何者でもない十九歳の少女が、自分の人生の続きを描き始めるまでの、小さな物語。

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カクヨム
カクヨム2026/08/13
  • 現在の作品生きる走馬灯