あらすじ

宇宙に憧れる15歳の朝倉朔は、流星群を観測しに行った丘で、空から落ちてくる巨大な船を目撃する。飛散物に巻き込まれ、致命傷を負った朔が次に目を開けたとき、そこは銀色の砂が広がる見知らぬ星だった。 傷は消え、空には地球のどの星座とも一致しない星々が輝いている。本物の宇宙へ来たのだと信じる朔の前に現れたのは、航路管理補助人格NAV-17と名乗る少女だった。彼女は帰り方を知らない。代わりに、この宇宙の異常を管理する領域まで案内すると言う。 同じ七日間を繰り返す惑星。死んだ研究者の記憶を持つ青年。消された航路士と同じ歌を口ずさむ灯台守。旅の先々で二人が見つけたのは、壊れゆく世界と、消えたはずの誰かが残していった小さな痕跡だった。 やがて辿り着いた、地図にない場所で。少女は初めて自分の名前を選び、朔は「もし君が忘れても、僕が覚えている」と約束する。 ——その約束が、最後に反転することを、二人はまだ知らない。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
カクヨム
カクヨム2026/08/13
  • 現在の作品ソラユニカ 〜少年は名前のない少女に出会った〜