あらすじ

Sランクパーティーで六年間、荷物持ちとして仲間を支えてきたユウト。 だが、さらなる深層攻略を目指す仲間たちは、新しい前衛を加えるために彼を外すことを決める。 「荷物なら、マジックバッグがあれば十分」 そうしてパーティーを追放されたユウトは、一人で新しい仕事を探すことになった。 けれど本人は知らなかった。 自分が当たり前のように使ってきた《収納》が、普通の《収納》とはまるで違うことを。 膨大な物資を収めても重くならない。 食料も薬も入れた時の状態を保ち、必要な物をすぐ取り出せる。 そして何より、六年間積み重ねた補給・整備・野営・撤退判断――そのすべてが、仲間たちの力を最大限に引き出していた。 追放後、剣士レティシアと出会ったユウトは、再び「誰かを支える」仕事を始める。 温かい食事。整えられた装備。迷わない補給。安全な野営。全員で帰るための準備。 ユウトにとっては、どれも荷物持ちなら当然の仕事。 しかし周囲にとっては――どうやら全然、当然ではなかったらしい。 一方、彼を「マジックバッグで代用できる」と考えた元パーティーも、少しずつ気づき始める。 自分たちが失ったのは、荷物を運ぶ一人ではなかったのだと。 復讐するつもりなんてない。 ただ目の前の人を支え、必要なものを必要な場所へ届けていく。 そんな荷物持ちが、やがて多くの人を救い、英雄と呼ばれるまでの物語。

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カクヨム
カクヨム2026/08/13
  • 現在の作品「マジックバッグがあれば十分」と追放された荷物持ちですが、僕の《収納》は規格外でした ~無自覚に最強の支援をしていたら、なぜか英雄扱いされています~