あらすじ
第75回日本映画芸術賞授賞式。
若手俳優の小長谷芽生【こながやめい】と藍下葉夜【あいしたはよる】は、新人俳優賞部門にノミネートされた。
しかし、名前を呼ばれたのは、今や人間と見分けがつかないAI俳優の佐倉繭【さくらまゆ】だった。
AI俳優の台頭で、人間の俳優の価値が揺らぐ芸能界。
芽生や、同じく俳優を目指すアイドルの葉夜は、「顔」だけで評価される日々に焦りと悔しさを募らせていた。
〈登場人物〉
小長谷芽生【こながやめい
17歳。星影高校芸能科に通う若手女優。
透明感あふれるルックスで注目を集める一方、「可愛い」や「綺麗」と外見ばかり評価されることに葛藤を抱えている。
演技への情熱は誰よりも強く、台本は書き込みで埋め尽くされるほどの努力家。
藍下葉夜【あいしたはよる】
星影高校芸能科に通う高校生で、7人組アイドルグループ「Phonotune」のメンバー。
端正な容姿から「国宝級イケメン」と称されるが、本当に評価されたいのは俳優としての実力。
芝居を心から愛し、常に上達を追い求める努力家。
佐倉繭【さくらまゆ】
日本映画芸術賞・新人俳優賞を受賞したAI俳優。
数多くの俳優の演技を学習し、人間と見分けがつかないほど自然な演技を実現している。