あらすじ
メリノアは、とても幸せで恵まれた女の子。愛らしい見目も、勉強も、剣だって村一番。優しい両親に、親しい友人達。学校も一番で卒業して、同級生にも先輩にも後輩にも慕われて、憧れの魔法師にもなれました。けれど……、たったひとり、幼馴染のギヴだけはメリノアの思い通りにはなりませんでした。メリノアにとって特別で大好きな彼は、道を踏み外してしまったのです。メリノアは彼を助けようとして、……でも、ギヴは。彼を、ギヴを、わたしは、殺、違う、違うんです。死んで、死んでしまったのです。なんで。違います。大丈夫、こんなのは嘘です。こんなのは間違っている。間違いは、正さなければいけません。そう、そうだ、最初から、最初からやり直そう。今度は間違えない。必ず救ってみせる。ギヴは、わたしといっとう仲が良いんだから。