あらすじ

「心まで届く歌ですね。」 彼女は僕にそう言った。 しがない歌を書き続けていた僕に、一筋の光が差した。 あの日の僕は、音楽を辞めようとしていた。 歌っても誰にも届かない。 書いても誰にも読まれない。 まるで、音のない音楽をしているみたいだった。 僕の目には、もう光がなかった。 それなのに。 僕の歌を聴いていた彼女の目には、光が差していた。 彼女は、目が見えなかった。 だから僕は、あの日初めて知った。 音楽は、目で見るものじゃないのだと。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2026/08/13
  • 現在の作品盲いた君に花束を