あらすじ

東京での生活で心を病んだ15歳の少女・椎名みのりは、家族の勧めもあり、祖母の暮らす沖縄に移住することを決める。 高校入学を控えた沖縄移住の初日。みのりは海辺を散歩中、サーフィンに打ち込む永夏と出会い、流されるがままサーフィンをやってみることに。 挑戦し、失敗し、空回り、嗤われる……そんなトラウマが呼び起こされるたび、みのりは永夏の「なんくるないさ~!」に勇気づけられる。 「今日じゃなくてもいい。明日じゃなくてもいい」 「明後日でも、明明後日でも――」 「失敗したって、またやればいいんだよ」 自分の中に眠る『変わりたい』という想いに気付いたみのりは、永夏の励ましを胸に、初めてのサーフィンにトライし、そして熱中していく―― サーフィンを軸に繰り広げられる、地味女×うちなー娘による、ガール・ミーツ・ガール青春物語! 〈主な登場人物〉 ■椎名みのり(しいな みのり)  15歳。高校1年生の女の子。  三つ編みお下げの、少し野暮ったい見た目をしていて、やや猫背。だが実はスタイルもよくモデル体型で、しっかり整えてお洒落をするとかわいい・美人な部類。  その長身やスタイルが目立つ・嫌がらせの標的になるからとコンプレックスを抱いており、敢えて野暮ったい格好をし、長身を誤魔化そうとしているうちに猫背になった。  物事をついネガティブに捉えてしまいがちな性格。嫌がらせによるトラウマが原因で、やや消極的。つい他人と自分を比較してしまい、ネガティブなフィルターを通して認知してしまい落ち込みやすい。また、そんな自分自身も好きになれないなど、自己肯定感も低い。  一方で、一度やると決めたことには頑固で融通が利かない。押しに弱い部分もあるので、ある意味では乗せやすいが、御しにくい部分もある。  ただ、根は明るく素直ないい子。永夏と出会ってからは普通に笑うことも増え、日々を楽しそうに過ごせるようになる。消極的・ネガティブに考えることがあっても、永夏に教えてもらった「なんくるないさ」の気持ちですぐ前を向くぐらいには明るくなる。 ■島袋永夏(しまぶくろ はるか)  15歳。高校1年生の女の子。  眩しい小麦色の肌に、紫がかった黒い長髪をポニーテールに結っている。みのりと比べて頭ひとつぐらい背が小さいが、みのりよりも胸が大きい(サーフィンで大胸筋が鍛えられていることも影響)。  「なんくるないさ!」が口癖の、底抜けに明るいひまわりのような性格。細かいことは気にしないので、よく言えばポジティブ、悪く言えば脳天気。サーフィンで何度も失敗を繰り返しては上達していった経験から、自己肯定感も高く些細なミスや失態も気にしない胆力を備え持つ。  声や動作がいちいち大きく大げさなのが、長所であり短所。また「なんくるないさ」の精神故に、行き当たりばったりなところも目立つ。  思慮はやや浅く、断片的な情報を拡大解釈して早とちりしてしまうことも多い。本人に悪気はなく、また素直に謝ることもできる。  夢は、元プロサーファーで故人の父がなし得なかった『エンドレス・サマーを巡る旅』に出ること。

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カクヨム2026/08/13
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