あらすじ
前世も今世も、家族から虐げられる日々。魔法の使えない「出来損ない」と蔑まれ、奴隷同然の扱いを受ける少女ミレイユ。彼女の唯一の願いは、ただ幸せになることだった。
「どうして私だけがこんな目に……もう嫌だ、今度こそ幸せになりたい!」
痛めつけられ虐げられ涙する彼女の前に、ある夜光の精霊王が現れた。
彼女から告げられたのはミレイユに宿る特別な「癒しの力」の存在と、「闇に堕ちようとしている青年を救ってほしい」という願いだった。
精霊王の依頼を引き受けたミレイユ。彼女が癒すべき相手は、アークトゥルス帝国皇室に連なる大公家の嫡男セルヴェン。その瞳に底知れぬ闇を宿す彼との出会いが少女の、そして世界の運命を大きく変えることになる。
これは虐げられていた少女が秘めたる力を開花させ、その力で人々を癒し愛され幸せを掴んでいく物語。