あらすじ
メアリの懺悔室-Mary's confession room-
人が心の底から後悔したとき、世界の狭間にある「懺悔室」へ迷い込むことがある。
そこは現世と死後の世界、夢と現実、記憶と意識あらゆる次元の境界に存在する、どこにも属さない場所。時間も定まらず、生者と死者、英雄と罪人さえも同じ椅子に座る。
懺悔室にいるのは、メアリという一人の少女。
彼女のもとを訪れるのは、深い後悔を抱えた者たちだ。
人を殺したことを悔やむ者。
誰かを愛したことを悔やむ者。
愛せなかったことを悔やむ者。
正しいと思って選んだ道が、本当に正しかったのか分からなくなった者。
メアリは彼らを裁かない。
罪を赦すこともしない。
ただ一つの問いを投げかけ、彼らの話を聞く。
「あなたは、何を後悔しているのですか?」
誰もが知っている物語には、誰も知らない
「その後」がある。
これは、誰かを赦すための物語ではない。
自分の選択と、それによって生まれた人生を、それでも受け入れられるのかを問う物語である。