あらすじ
「お前が手に入るなら、俺は国だって捨てる」
「……わたしはもう、人ではないのに」
未来で世界を滅ぼした『黒竜姫』ハルニア。
彼女に殺されたレオンは、神獣アンナプルナの力で過去へ回帰する。
目的はただ一つ。
黒竜姫として覚醒する前のハルニアを殺し、世界の滅亡を阻止すること。
ところが。
再会したハルニアは、記憶を失ったポンコツ――
あらため、無垢な少女だった。
放っておけば心配。
目を離せば危なっかしい。
レオンは監視どころか彼女を甘やかして閉じ込める「過保護な執着」に狂わされていく。
だが、ハルニアはただ守られるだけの存在ではない。
失われた記憶の真相を追い、自らの意思で運命に立ち向かう。
誰かに決められた運命のまま終わるつもりはなかった。
――しかし世界を滅ぼす『黒竜の力』は確実に目覚め始めていて……。
己の運命に抗いながら彼を愛し続ける皇女と、
世界を敵に回してでも彼女を追い求める王子。
これは、滅びの運命から始まる逆行ラブロマンス。