あらすじ
「うちは無宗教だよ」
そう言う家に嫁いだ、宗教三世の私。
ところが夏になれば、家中を掃除し、お墓を磨き、仏壇を整え、線香をあげ、ご先祖様をお迎えする。
……あれ?
これ、かなり宗教やってません?
新興宗教の家で育った私にとって、嫁ぎ先のお盆は、身近なようでいて、どこか不思議な「システム」だった。
ご先祖様は、お盆になると帰ってくる。
では、それ以外の日はどこにいるのだろう?
宗教なのか。
文化なのか。
習慣なのか。
それとも、その全部なのか。
お盆に参加し、仏壇を磨きながら、宗教三世の主婦が考えた、日本の無宗教と宗教のあいだの話。