あらすじ

海がある。 山がある。 あるものは、ちゃんと色々ある。 けれど。 ないものは、何もない。 ここは、作者の地元をモチーフにした小さな田舎町。 そんな町の片隅にある、小さな居酒屋【なみ】。 店を営むのは、この町で生まれ育った、本人曰く「ぽっちゃり」の大将。 そこへある日、台風の中、一人の女性がアルバイトの面接にやってくる。 名前は、藍 虹子。 食べることが大好き。 気になったことがあれば、すぐスマホで調べずにはいられない。 地元のことを知っているようで、実は結構適当な大将。 町のことは何も知らないけれど、「なんで?」を見つけては調べ始める虹子。 二人で飯を食べたり。 祭りへ行ったり。 昔の話をしたり。 地元民すらよく知らない場所を訪ねたり。 そうして見つけていくのは、 「何もない」と思っていた町に、昔からあったもの。 いつの間にか生まれていたもの。 ずっとそこにあったのに、知らなかったもの。 異世界転移もない。 魔法も奇跡もない。 恋愛も冒険もない。 世界を救うような大事件なんて、もちろん起こらない。 あるのは、飯と酒。 海と山と、季節ごとに変わる景色。 くだらない会話と、時々ちょっとだけ昔の話。 これは居酒屋【なみ】の大将と虹子、 そして店を訪れる人々が織りなす―― 小さな田舎町の、何でもない日常記。

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小説を読もう2026/08/13
  • 現在の作品何かなら、何でもある。 ~居酒屋なみと小さな田舎町の日常記~