あらすじ

花と果物の領地を治める子爵夫人パルマのもとに、夫に捨てられたという女アエリアが転がり込んできた。 「何もできない」と泣く彼女を、婿である夫フェルナンは可哀想だとかばい続ける。 けれどアエリアは、なぜか上物の果物や柔らかいパンだけは迷わず選び、屋敷や領民の家から少しずつ食べ物や品物が消えていく。 そして祭りの前日、娘が楽しみにしていた桃にまで手が伸びた。 「夫に捨てられた人に、桃ひとつ譲れないのか」 そう言った夫を見て、パルマは決めた。 可哀想という言葉で、娘の皿まで差し出すつもりはない。

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小説を読もう2026/08/13
  • 現在の作品夫に捨てられた可哀想な奥様に、娘の桃まで譲るつもりはありません