あらすじ
四つの大陸が存在し、魔力と霊力が人々の暮らしに根付く世界。
かつて起きた四大陸戦争の悲劇を繰り返さないため、三大陸の平和を守る組織――鳳凰機関(ほうおうきかん)が設立された。
その中でも最前線で戦う、最強の部隊。
第一部隊。
先の戦いで壊滅したその部隊を率いるのは、わずか十五歳で隊長となった少年――朝比奈 凛(あさひな りん)。
そしてある日、凛のもとへ新たな副隊長が任命される。
蓮井 蛍(はすい ほたる)、十九歳。
これまで役職に就くことを避け続けてきた彼女だったが、その実力は隊長格。
特に剣を握った彼女の強さは、凛さえ驚かせるものだった。
なぜ、これほどの実力を持つ者が今まで名を知られていなかったのか。
なぜ、役職を避け続けてきたのか。
そして時折見せる、何かを探し続けているような表情の理由とは――。
凛にもまた、幼い頃に自らの力を暴走させ、大切な人を傷つけた過去があった。
過去を抱えながら隊長として前を向く少年。
過去を語らぬまま、その隣に立つことになった副隊長。
まだ互いのことを何も知らない二人は、第一部隊として共に戦い始める。
やがてその出会いは、二人だけではなく――
四つの大陸の運命へと繋がっていく。
剣と魔力、仲間との絆、それぞれが背負う過去。
これは、二人の出会いから始まる長編ファンタジー。