あらすじ

「先輩、今日も帰りますね」 「君の家、方向逆じゃなかった?」 「知ってますよ?」  33歳、大手企業の中途採用課主任・瀬尾亮介。  仕事が好きなわけでも、会社に人生を捧げているわけでもない。それなりに働いて、それなりに酒を飲んで、タバコを吸って、休日は昼過ぎまで寝る。  三年前に長く付き合った恋人と別れてから、恋愛もだいたいそんな調子だった。  そんな僕の家に、最近やたらと帰ってくる女がいる。  27歳、元直属の部下で、今は別部署にいる会社の後輩――相沢真帆。  最初は仕事帰りに飲んだだけだった。  次は終電を逃して一泊した。  その次は夕飯を持ってきた。  気づけば歯ブラシが増え、化粧水が増え、充電器が増え、着替えが増えた。  風呂にも入る。  僕のワイシャツも着る。  ソファで酒も飲む。  そして最近は、特に理由もなく普通に帰ってくる。  付き合ってはいない。  少なくとも、僕たちはそういうことになっている。  仕事に疲れた33歳と、距離感がおかしい27歳の後輩。  恋人になるより先に生活だけが重なっていく、大人の半同棲ラブコメ。

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カクヨム
カクヨム2026/08/13
  • 現在の作品会社の美人後輩が、なぜか今日も僕の家に帰ってくる