あらすじ
何の取り柄もない高校生・佐倉悠真、十七歳。交通事故で人生を終えた彼を待っていたのは、有無を言わせない女神からの理不尽な任務だった。
曰く、魔王軍幹部は強すぎて誰も倒せない。ならば恋をさせて弱らせろ、と。
転生した悠真の主は、魔王軍第三幹部リーニャ・ブラックマン。長い黒髪に赤い瞳の、小さくて可愛らしい少女。そして、紅茶の温度が気分に合わないだけで巨大な鎌を振るう超短気暴君。
与えられた加護は「死んだらその日の朝に戻る」ことだけ。悠真は死んでは戻り、戻っては死にながら、少しずつ攻略の手札を増やしていく。
やがて気づく。あの子が椅子に沈み込んで見せる横顔が、どうしようもなく寂しそうなことに。
攻略するはずだった。落とすはずだった。
──なのに、どうして俺のほうが目を離せなくなっているんだ。
命がけラブコメ、開幕。