あらすじ
二十年前に王国を救い、そのまま引退した勇者カーライル。田舎でのんびり暮らす彼のもとに、王女ピオニアが突然押しかけてきた。彼女は、王国に新たな危機が迫っていることを告げ、もう一度カーライルの力を借りたいと頼み込んできたのだった。
しかしカーライルは、「引退したおっさんを担ぎ出さなくとも、いくらでも若手がいるだろう」と難色を示すばかり。
一方のピオニアにも、引き下がれない事情があった。彼女は父である王の命令を受けて、ここに来ていた。カーライルを説得できなければ、彼女は王宮には戻れないのだ。
事情を知って困り果てるカーライルに、ピオニアは「どうかここに置いてください」と頼み込む。彼女は彼とともに暮らし、その中で彼を説得しようと考えたのだ。
そうして始まった、ふたりの奇妙な共同生活。ところがふとしたことから、とんでもない事実が明らかになるのだった。