あらすじ

39歳の測量屋・西方桃太が手に入れたチート能力は、《絶対空間測定》。 二点間の距離を、ミリ単位で正確に測れる。 ――それだけ。 しかも年間使用料、300万円。 装備ローンに修理代まで重なり、気づけば借金は1000万円。 ブラック企業を辞めるために始めたダンジョン探索を、今度は借金を返して辞めるために続ける羽目になってしまった。 そんな桃太が出会ったのは、22.5メートルでだけ異常な威力を発揮する炎使い。 巨大な盾を持ち、触れたものをその場に固定するタンク。 そして、かつて深層へ挑んだ凄腕のサポーター。 一見すると使いにくい能力ばかり。 だが桃太には、分かる。 あと何メートルか。 どこに立てばいいか。 誰を、どこへ動かせば勝てるか。 これは「最強の能力」で無双する物語ではない。 妙にクセの強い能力を組み合わせ、距離と配置と作戦でダンジョンを攻略する物語。 なお桃太本人は、今でも探索者を辞めたい。 借金さえ返せれば。 たぶん。

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カクヨム
カクヨム2026/08/12
  • 現在の作品ブラック企業を辞めるためにチート能力を買ったら、年間使用料が高すぎてダンジョン探索者を辞められない